教育情報共有化促進モデル事業中間発表会報告
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日時=2003年8月27日(水)午前10時〜午後5時20分 会場=東京(四谷・プラザエフ)
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発表&報告:村上宣雄(会長)、筒井安正(IT向上実践部・HP担当)
8月27日(水)東京の四ツ谷駅の近くにある「ブラザーエフ」において、終日中間発表会がありました。筒井氏と村上がパワーポイントで発表しました。
全国50の応募の中からセレクトされた25の団体が発表を行いました。発表は1団体10分間で、指導助言と質疑応答が10分間という制限された条件の中での発表でした。
全国各地の取り組みの様子もよくわかり、文部省の今回の事業の趣旨もよく理解でき大変有意義な発表会でした。発表の内容については、近日中にバワーポイントをこのホームページに掲載しますのでご覧下さい。全体の感想と私たちの取り組みに対する指導助言者のお話の骨子を羅列しますと下記の通りです。村上宣雄(会長) |
- ●全体的な感想
・取り組んでいる内容は多様だが、1)コンテンツの開発をしようとしているもの、2)すでにあるコンテンツを整理しているもの、3)コンテンツの利用方法を研究しようとしているものと、3つに大別できる。当然本県のように3つともねらっているものもある。
・いくらすばらしいデジタルコンテンツを作っても、税金をつかって委託研究をしている限り、一人でも多くの人に利用されなくては意味がない(情報の共有化)。そのような研究もいくつかあった。
・これから活動に入るというところもあった。
・教育委員会や教育センターの担当者が中心になってこの事業を進めているところもいくつかあった。本県の場合は、教育委員会は深く関わっていないので、文部省の意向を尊重すれば、この取り組みの成果を広く広めていく必要があるので、何らかの対応を考えていく必要を感じた。今後県の教育委員会と話しあう。
★発表を行う北海道高等学校理科研究会→
★残念ながら、私たちの発表風景は
2人がプレゼンターのため撮影不可。
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▼私たちの取り組みに対する文部省指導担当者との質疑応答▼
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- 質 疑1
- ホームページが情報の核となっているのが良くわかった。そしてこのホームページは大変すばらしい。早く全国に発信したいが、いつパスワードをはずして公開可能か。
応 答1
- 著作権の問題があるが、公開可能な状況にして10月末までに一部公開したい
- 質 疑2
- どうして2ケ月間という短期で基礎となる複数による執筆者の原稿が集まったのか。
応 答2
- 体裁見本や執筆分担等がホームページ上で表記され、6つのリーダー別の電子会議システムを整えた点にある。
質 疑3
- マルチメディア電子図鑑と印刷メディア図鑑を作成するとのことだが、どのように併用し、各教育現場でどのように活用するつもりか。
応 答3
- 電子図鑑においては、動画等を多く用い、子どもたちへの関心度を高めるメリットがある。印刷メディア図鑑はフィールドワーク等で力を発揮するハンドブックとしてのメリットがある。今後の制作段階では2つの図鑑の持つそれぞれのメリットを考える。そして、一部試作できた段階で、小中高等学校で実際に使った取り組みを行い、これらのメリット、デメリットを含めてのデータをとり、試行錯誤しながら進める、その成果については、報告する
指導助言
- 興味深い取り組みで、今後の成果に期待する。しかし、この2つの図鑑をそれぞれに併用し、いつでも、どこでも使える教材を目指してほしい。
文部省への要望を進言
- 2つの図鑑完成後の発刊に伴う事業については、今後文部省と話し合って前向きに勧めていくことになった。
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- 文部省指導者の全グループに対する総括評価
●1 ITがなかったらできないような授業とはなにか。逆にITでは補えない、あるいはふさわしくない授業とはなにかを考える必要がある。このため、プリント媒体である副読本は不可欠だ。
●2 ITへの知識不足ゆえ、古い手法をまた出している。避けるべきだ。
●3 事業の目的は、教育情報の共有化(ICT)である。25グループ間のコミュニケーションも図り、新たなデジタルコンテンツやIT活用の授業を目指して欲しい。
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皆さんの感想を、どうぞミーティングサロンでお聞かせください。
これは、日常的に会員相互が、積極的かつ頻繁に意見を交換しあうことで、
ますます充実した図鑑が作成できると確信するからです。
それでは、よろしくお願いします。