各位 村上です。 9月20日、文部科学省から、県教育委員会経由で、先日の中間発表についてのコメントが届きました。 是非一読いただきまして、共通理解をお願いします。 この評価に沿うように研究を推進していく必要があります。 |
教育情報共有化促進モデル事業中間発表会 講評
●教育の情報化に関する過去の施策の教訓は、コンテンツを作るだけでは使われないし、ITを使った授業の指導案を作るだけでは広がらないということ。このため、本事業では、単にコンテンツや指導案を作るなど地域の優れた実践を支援するのではなく、コンテンツの作り方や使い方、ITを使った授業を行うための手順やIT活用のポイントなどを他の地域・他の教員に広めるためのノウハウや素材の作成・提供をお願いするものである ●IT活用によりもっと深く学べる、確かな学力が身に付くというのがITを活用した学習のあり方である。IT活用をどのように学習と結びつけ、学力を深めていくかということを考える。例えばデータベースを作成するような場合、データベース化した情報を比較するところに意味がある ●コンテンツを開発する、又は活用するプロジェクトに関する注意点 ・何を支援するコンテンツなのかをはっきりさせる ・コンテンツを生かすために、どういう場面で、どういう活用をすればいいのかをコンテンツを使う教員に分かってもらえるような見せ方を意識する ・今回の事業に参加している先生方には分かっていても、ITの活用に慣れていない先生は分かっていないことがあることに配慮する ・できれば教科のカリキュラムにおける位置づけも示す ●既存の教材とデジタル教材とを併用するプロジェクトに関する注意点 ・既存の教材との関係をはっきりさせ、デジタルコンテンツならではできることは何か、既存の教材はどう変わらないといけないのかを考える ・既存教材とデジタル教材の両方を使う場合には、どのように使い分けるかということを考える ●データベースの作成等に際し共同学習を行う児童生徒参画型のプロジェクトに関する注意点 ・参画を通じて児童生徒に何を学ばせるのかをはっきりさせる ・学習目標を定め、それを達成させるために教員がどのような補助教材を配付するか、どういうスケジュールで行うとよいかなど、配慮すべきことを考える ●先行事例を見ることも必要。NICERを活用するほか、“IT授業”実践ナビや平成12、13年度に開発されたコンテンツなどを参照するとよい “IT授業”実践ナビ→http://www.nicer.go.jp/itnavi/mokuji.html ●情報の共有化のためには、今回事業に参加している他の団体と情報交換などするのもよいし、情報をWeb化していくのもよい。文部科学省でも情報の共有化に資するポータルサイトを作る予定 ●学校を越えたコミュニケーションのほか、学校内でのコミュニケーションも図り、ITを使える教員を増やす ●失敗事例も一つの重要な情報である |